<パチモン画廊>

ヤマプロ編

怪獣名前アリ編 -コンプリート-
大怪獣 ラコ

ヤマプロと言ったら「ラコ」シリーズでしょう!
ということで、まず1枚目は本家「ラコ」です。元ネタはご覧の通り「ケムラー」ですが、
ヤマプロは「ケムラー」が気に入ったのか、ずいぶんと手を変え品を変え使っています。

大怪獣 テラコ

一見して「ゴモラ」なのですが、よく見ると体はなんと由緒正しき「バラゴン」のもの。
というわけで、「ガボラ」の次に改造されたのは「テラコ」でした(ウソ)


大怪獣 ゼラコ

「ネロンガ」か「ガボラ」か? マニアな人たちの間で論争になるはずもない1枚(苦笑)
濁点が付いている分、他の「ラコ」よりは強そうに見えます(たぶん錯覚…)
大怪獣 ケラコ

名前だけは非常に有名な1枚。
「花のぴゅんぴゅん丸」の”けめこ”じゃあるまいし、このネーミングは正直親を恨みます…。
まぁどう見ても「ガヴァドンB」ですが(背びれから「ネロンガ」とする見識もあります)
大怪獣 シラコ

かなり以前、会社の部長に寿司屋に連れて行かれ、初めて食べたのが”しらこ”。
あれ以来、食べていません(苦笑)

これはなんとなく赤影の「大ガマ」な感じがしますが、もはやこの顔を見るとどーでもよく…。
大怪獣 メットン

まぁ「バラゴン」ですね。
むしろ近所の野良猫にそっくりなんですけどね…。
深海怪獣 キビラ

せめて肩書きだけでも個性を!ということで、ナイアガラの滝なのに『深海怪獣』
首から下が「バラゴンボディ(たぶんマグラー)」なのに、「ゴジラ」がすべて食ってます。
つくづく「ゴメス」は偉大だなぁと痛感させられる1枚です。
地底怪獣 キレスドン

赤い唇が魅力的な地底怪獣さんです。
元はゲラン蜂の幼虫の突然変異「ゲスラ」ですが、きっとこいつもそうでしょう。
子供の頃、「ゲスラ」がどうしても「ゲラン蜂」に見えなくて、ずいぶんと悩みました。
※ 昨今の設定では変わってます。
亡霊怪獣 トーボーズ

名前が確実に「シーボーズ」から来ています(亡霊怪獣だし)が、「ガメラ」です。
甲羅がないことにまったく気づかなかったわたしの目は、節穴です(苦笑)


光熱怪獣 ドイラー

高熱ではなく光熱というあたりに風情を感じます。
「ゴロザウルス」ですが、歯がありません。なんか切ないです。
歯はデザイン上とても大事であると教えてくれる1枚です。

ちなみに、初めて買ったパチ怪獣カードがこれでした…。
毒ガス怪獣 ヒムラー

ネーミングが危険すぎます。毒ガス=黄色は直球ストレートで好きです。
アボラスのごとく首から下がレッドキングですが、スケール感を無視した車が
あまりに無理矢理です。
背景は、70年代当時と思われる新宿西口でしょうか。
大怪獣 ドフィラス

もう限りなく人の良さそうな目です。
「ケムラー」再び登場です。
ひょっとすると「キャプテンウルトラ」の「バクトン」も入っているかな?と思いましたが
気のせいでしょう(あれも人がいい顔してるので)。
大怪獣 ラフィラス

なんだか妙に構図が決まっている正体不明のパチ怪獣です。
足横のひれひれがギララっぽくもありますが。
「ドフィラス」とネーミングの響きが似ていますが、共通項はまったくありません。
大怪獣 クドラ

とりあえずオリジナルっぽいクモ怪獣です。
このカードのおもしろさは、「ク」の字が微妙にずれていることくらいです…。
大怪獣 テドラ

これ、ワンフェスで見かけたのに唐沢氏に先を越されて、泣く泣く見送った1枚という因縁深いカードです。図版は緑のピーターで、わりとまんまですね。
「Xドラ」シリーズ(勝手に命名)は最初の一文字がずれる共通点があるのですが、偶然でしょうか? テドラは「テ」が、クドラは「ク」がずれてます。
怪獣名無し対決編 -コンプリート-
名称なし

残念ながら、ここからは名前がありません。あまりに不憫です。
「ドフィラス」とよく似てるのは同一図版を使ったからで、制作者としては他人のそら似でしょう。
「クモンガ」より2本足が多い上に、最前列がカニになってます…。

名称なし

主役は左側でしょう。見ようによっては「ルパン3世」のマモーに見えます。
体は「ジャミラ」、その愛嬌ありすぎの頭は「キャプテンウルトラ」の「ジャイアン」です。
右側のは、どーでもいいッス(爆)。

名称なし

コレまたマニアックなセレクトです。
頭は「パゴス」ですが、体が「キャプテンウルトラ」の「雷雨怪獣アメゴン」です。

でも、コートの下は全裸の変態親父に見えてしまうのが切ない…。
名称なし

なにげに「テラコ」はお気に入りなのでしょうか?
頭の構成(ツノ)がそのまんまです。
頭は「ゴモラ」、体は「ペギラ(チャンドラー?)」で、屈指の名パチ怪獣です。
これはかっこいいです。さすが成田亨(否)。
名称なし

大迫力! 体が「レッドキング」なのは一目瞭然ですが、頭がわかりません。
なんとなく「ガボラ」な感じもするのですが…。


名称なし

色違いですが友情出演で光熱怪獣ドイラーがいます。
さすがにコモドドラゴン(実在する大トカゲです)だけではヤバイと思ったのでしょうか?
名称なし

これはかなり大胆な怪獣同士のコラージュです。
パチモン怪獣カードの醍醐味といえるでしょう。
右はテレスドンの身体にアボラス(簡略版…)で、左はゲスラの身体にベムラーです。
名無しなのが悔やまれます。
名称なし

東宝、大映、ピープロという3社怪獣の夢のコラージュです。
右はスペクトルマンのゼロンそのまんまですが、左はバランの身体にガメラの頭という、微妙に飛行もので統一。
甲羅をはがれたガメラにしか見えないのはご愛敬ってことで。
名称なし

ゴルドンにプレシオサウルス(だと思います)をコラージュしても、あまりに自然でおもしろくない、そんな一枚です。
名称なし

なんとなく見覚えはあるのですが、すいません。これ元ネタわかりません…。
名称なし

サブカル系で人気のある通称「ガイコツバルタン」ですが、身体が実はアントラーだと気付いている人、ほとんどいません(右手の下にアントラーの腕、あります…)。
というわけで、ドクロ(これも東映の妖怪ものからのチョイスでしょう)とバルタン星人のハサミの組み合わせは秀逸なのに、前傾したアントラーの身体がアンバランスすぎて破綻しているのが残念です。
名称なし

非常に気味の悪い1枚です。右のネロンガはともかく、左のコイツはなんでしょう。
「ザ・フライ」の物質転送機でなにかと遺伝子レベルで融合し、原形をとどめなくなったあわれな動物のように見えて、なんとも胸が痛くなるのは気のせいでしょうか?

名称なし

環境汚染のため突然変異した奇形のザンボラー。身体はヤマプロお気に入りのケムラーからでしょうか。ワニ園の緑と紫の体色のコントラストが妙に不安にさせてくれます。

名称なし

ただでさえ子供心に二度と見たくない怪獣の筆頭、キャプテンウルトラのゴースラーがあろうことかキーラの身体をもらってやる気満々になってしまいました。
背景との相性も絶妙で、図版としての完成度は非常に高いです。
平成18年現在、世間をにぎわす村上ファンド代表に顔が酷似しているのは、気のせいでしょうか?
名称なし

うってかわって、2体いるのにまったく面白みのない1枚です。
イカスネーミングでもあれば、また印象も変わったのでしょうが大ガマ(?)の身体のガメラは干物にしか見えません。
おまけにプレシオサウルス系はおもしろくないから、カンベンしてほしいです。

名称なし

これはある意味、最強な1枚です。メタリノーム(キャプテンウルトラ)の身体にレッドキングの頭と腕。色合いも統一して職人の技が光るコラージュです。
そしてもう一体。ゼットンにゴドラ星人の爪、そして亀の甲羅。なぜゼットンに、よりによって亀の甲羅なのでしょうか…。
対決構図としてもすばらしいので、惜しむらくは名前がないことでしょう。悔やまれます。


エスプロ編

-コンプリート-
エスプロ タグ

これ、当時駄菓子屋の店頭で出会ってたら、ぜったい引かないです。
抹茶のような色合いは今でこそシックでいい色合いに感じますが、子供には地味すぎる印象だったのではないでしょうか。
大怪獣 イボン・スネキ

元ネタはともかく、このネーミングセンス。声に出して読んでみましょう。
2,3日頭から離れられなくなります(苦笑)


宇宙怪人 ロボース

ヨコプロをさらにアバンギャルドにしたのが、どうやらエスプロの特徴のようです。
劇中でもなしえなかったユートムの巨大化ですが、せめて怪光線は目からのみにしてほしかったところです。
大怪獣 ウォーク

剛すなに様より譲っていただいた1枚。ヨコプロのサイハタリと並ぶギガスアレンジです。
やる気満々な戦車と後方には戦闘機も配置していますが、とぼけきった表情がすべて台無しにしています…。

大怪獣 マーゾス

バラゴンボディに見えますが、大胆にアレンジされすぎていてほとんどオリジナルです。
大きな耳はイカルス星人にインスパイアされたのでしょうか。
サムネールで見るとかっこいいですが、クリックするとゲンナリします…。

大怪獣 チマリウス

ザラガス変身後に、贅沢にもテレスドン大盛りです。
テレスドンの頭の鋭角さと相まって、もはや巨大なツノのようにしか見えません。
これもかなりサムネールや雑誌掲載図版にだまされます…。

大怪獣 ミイカス

左はファイト版イカルスにトンボの頭でしょうか? 右は恐竜の骨格モデルのアレンジのようですが、妙にかっこいいです(左手が無いように見えますが、手前に向かって拳を突き出しています!)。
タグの緑との相性も絶妙で(これはたまたま)好きな一枚です。
大怪獣 ヒシラ

カニ! どうみても土産物(通販)のカニ!
でも、なんでしょう、このインパクト。
ヤフオクではじめてこの図版を目にしたとき、是が非でも入手しようと思いましたが、けっこう『勝負価格』だったため断念し(しかもピンボケだったため名前が確認できず)、その後タグに張り付いたものをより安価で手にすることができました。
大好きな一枚です!
大怪獣 キリウス・シース

すいません、これ中岡俊哉「世界の怪獣」のピンナップ、そのまんまなんですが…。
むしろ時代的に同じであろう大協のザゴラやマイティをブロマイドにしてほしかったです。
エスプロの中では最低の一枚です。
ヨコプロ恐竜編に混ぜておいても違和感なさ過ぎです。
大怪獣 キリウス・シース

上の1枚と同じ名前で、内容的にもエスプロの中では数段落ちる1枚です。
職場などでできの悪い人を密かに「キリウス・シース」と名付けてもきっと気づかれないばかりか、もし聞かれても「なんかかっこよくね?」で済みます。
大怪獣 ニンク

ゴーロン星人ですが、顔をよく見てください。
昨年世間を賑わした「引っ越しおばさん」に、あまりにクリソツです!
ってゆーか、この顔で金髪だとリアルにいそうで、違った意味で恐怖を感じます。
大怪獣 ケシュス

エスプロのコラージュは、実はとても芸が細かいです。
このケシュス(発音できますか?)の向かって左足に注目してください。
車が踏みつぶされています!
※同様に「ヒシラ」ははさみでマストを支えるロープを切っています。
ムック掲載ではただのバッタ顔の印象でしたが、下の顔があることに実物を手にして気づきました。すばらしい個性の一枚です。
大怪獣 クケラ <NEW>

カードタイプのパチモン怪獣カードで流用されているので、よく見かける一枚です。
おそらくケロニアが元ネタでしょうけど、これはこれで南国の毒々しい植物の風情が
でていて、デザイン的にもいけてると思います。
しっかりと地面にめり込んだ足にエスプロの芸の細かさがかいま見えます。
大怪獣 シキタリス <NEW>

雑誌のパチモン怪獣特集で始めて目にしながら、なかなか現物にお目にかかれなかった一枚です。
元ネタは一目見てヒドラですが、三ツ目とまがまがしい口元、鋭角的な翼、異様なしっぽに変わったことで、かなり印象が変わっています。
ストーリーを感じさせる構図で、なかなかすばらしい一枚です。
大怪獣 コークラ <NEW>

これも雑誌で目にしながら、ずっと探していた一枚です。
一見ベムラー以外の何者でもないのですが、よく見えると頭の部分が身体と色が違っていて、顔つきもかなり違います。しかしながら身体がベムラーまんまなので、印象がまるで変わっていないのが残念なところです。
大怪獣 ラオウス <NEW>

2006年夏に発行された堤哲哉著「目で見る 駄菓子屋グッズ 大図鑑DX」によれば、エスプロのブロマイドは15枚までしか確認されていないそうです。
そしてわたしが最後に手にすることができたのが、このラオウスです。
元ネタがわからないのですが、アンコウを思わせる顔つきと足ひれのような手、イボ状の体表とオリジナリティあふれるいいデザインです。
大怪獣 ニンク(エラー) <NEW>

「ニンク」のブロマイドですが、裁断が雑で右端に別のブロマイドが見えています。
どうやら「マーゾス」の耳とツノのようです。
エラーと呼ぶには大げさですが、未裁断シートの配列のごくごく一部がこれでわかりました。すなわちマーゾスはニンクの次のナンバーです。
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